ブラッドボーンがおまえを真の男にしてくれる

2017/01/23

ブラッドボーン 

よく来たな。正月も終わり、気がつけば1月も終盤に差し掛かろうとしている。この一年のはじまりに、おまえはなにをして過ごしていた? おそらく腰抜けのおまえはいつものように流行りの映画をそそくさと見に行ってはあたりさわりのない感想をツイッターに投稿したり、しょぼいメシの写真やら自撮り写真やらを誰にも頼まれないのにせっせとインスタグラムにアップロードして自分のみみっちい世界を守るのに必死だったのだろう。あるいは噂の新型ゲーム機ニンテンドースイッチの予約に忙しかったかもしれない。俺も予約した。
そうして翌朝からはじまるつまらない仕事にため息をつき、なんてつまらない人生なんだというむなしい感慨から目をそらし、つとめて忘れるようにしながら眠りにつく。そうこうしているうちに1月は終わり、2月も終わり、気がつけば1年が過ぎている。なにごとにも熱くなれず、大事なことがなにかもわからぬまま、場末の酒場で出会ったベイブと乳繰り合い、犬のように交わり、子を生み育て……やがて老いて死ぬ。THE END OF MEXICO……。だがおまえがプレイステーション4を所持し、真の開拓精神をもっているなら話は別だ。まだ遅くはない。おまえにはブラッドボーン(DLC入り)をプレイするという選択肢が残されている。

もしおまえがスマホゲームにかまけてプレイステーション4のひとつも持っていないような腰抜けなら、もう俺から言うことはなにもない。今日も明日もそのあともずっと通勤電車の中でうつむきながらスマホをいじり、ときには自撮りをすればいい。
ブラッドボーンの世界ではそんな腰抜けは二秒と生きられはしない。自撮りをしている奴は死ぬ。
ブラッドボーンの舞台は古都ヤーナム。おまえはなにやらよくわからない病気にかかり、治療法を求めてここに来た。おかしな老人に改造手術をされて目覚めると一切の記憶を失っていた。薄暗い病室で目覚めたおまえは、ふらふらと外に出て、いきなり巨大な獣に食い殺される。だが心配しなくていい。この敗北はあらかじめ定められたもので、いわばファイナルファンタジー2における最初の戦闘と同じだ。
不思議な夢の世界で再び目覚めたおまえは、そこで獣を狩る狩人としての武器を与えられる。そうしておまえは病室へ舞い戻り、先程の獣に復讐する。この街に来て最初の復讐をとげたおまえの両手は、おびただしい量の返り血に染まっているはずだ。それはおまえ自身の新たな誕生の証であり、単なる腰抜けから真の男へと一歩近づいた証なのだ。

それでもどこか物見遊山でヤーナムを探索するおまえは、この街の連中が全員例外なく鉈や鍬や鋤あるいは銃器で武装し、こちらを見るやいなや問答無用で襲い掛かってくることに気づいて衝撃を受けるだろう。ここではだれもが血に飢え、血に酔っている。おまえが住んでいるカリフォルニアのように怠惰と安穏にまみれた地ではない。そう、いわばここはメキシコだ。ここで生きていけるのは真の男だけだ。自撮りをする奴から死んでいく。
そして甘ったれたおまえは、道端に落ちているアイテムをなんの疑いもなく取りに行き、死角に隠れていた男に背後から刺し殺されるだろう。これまでのゲームにおいて赤ん坊がミルクを与えられるように何の苦労もなくアイテムを入手してきたおまえは、またしても衝撃を受けるはずだ。そこでゲームを投げ出すか、教訓を得て成長につなげるかはおまえ次第だ。
アイテムを見つけたら、まず周囲を確認しろ。というか、むしろアイテム自体を罠の一種だと思って注意深く行動しろ。そうやって苦心の末に手に入れたアイテムの数々は、いろいろな意味でおまえを強くし、真の男へと近づけてくれるだろう。

やたら尖った農具を持った男たちがうろつく危険な街を通り抜け、やがておまえはボスと遭遇するだろう。順当に進んでいれば聖職者の獣か、ひねくれた道を進んだ場合はガスコイン神父に出会い……そしてごみのように一蹴されて死ぬ。
このゲームのボスは本当にタフな連中が揃っている。テキーラの産湯で生まれ、三食すべてタコスかドリトスだけを貪り、砂漠のように乾いた土地で育っている屈強な男たち。いわば真のメキシコ人だ。初見で勝つのはおまえがダニー・トレホでもない限り難しいだろう。奴らの一撃は早くて重く、おまえが着ている服をやすやすと貫通し、死に至らしめるだろう。何度も、何度も……。
このゲームのボスはそこらの攻略動画を見た程度で倒せるほどやわではない。もちろんイージーモードなどという女子供向けの機能は付いていない。攻撃パターンを知り、そのタイミングを身体でおぼえ、見切って回避し、攻撃を叩き込む。おまえの与えるせこいダメージを一瞬でチャラにする凶悪な攻撃の数々を延々とさばいていかなければならない。
そうして戦いを制し、狩りを遂行したおまえはかつてない歓喜に包まれるだろう。喜びのあまりそのへんのちんぴらを殴って怪我をしたり、どこかの安酒場でテキーラを浴びるように飲み、酔いにまかせて見知らぬベイブとファックし、気がついたときには裸で路上に放り出されている……それほどまでに大きな高揚感と達成感を味わうことができるはずだ。
どうしてもボスに勝てない腰抜けのおまえには、最後の手段として協力プレイが残されている。目には目を。歯には歯を。屈強なメキシコ人には、より屈強なメキシコ人を。オンラインプレイ用の鐘を鳴らせば、異世界からやってきたメキシコ人がおまえを助けてくれる。仲間に頼るのは恥ではない。アントニオ・バンデラスさえも敵地に襲撃に行く前に仲間を呼び集めていた。勝つためには手段を選ぶな。
だが、このゲームはブラッドボーン……仲良しごっこのお遊戯をさせてくれるほど甘くはない。協力プレイをすると同時に、不吉な鐘の音とともに「敵対者」と呼ばれる狩人がやってくることがある。これはオンラインプレイでおまえを殺しに来たプレイヤーであり、おそらくおまえが見たこともない未知の武器を持っているはずだ。ゲーム発売から2年が経過した今も飽くことなく敵対プレイを行っているということは、すなわち長年鍛え抜かれた真のメキシコ人であり、奴隷バーを何年も回し続けて強くなったアーノルド・シュワルツェネッガーであり、間違いなくステータスや装備は対人用に特化されているのでまず勝ち目はない。
対人戦のことは忘れ、とにかくおまえはこのゲームを最後までクリアすることだけを考えろ。そしてエンディングの意味深さに呆然とし、あわてて考察サイトやら裏設定を読んで、どれだけ自分が多くのことを見落としていたのか愕然とすればいい。俺は愕然とし、このゲームの奥深さに触れてさめざめと涙を流した。この時代にこの傑作というほかない素晴らしいゲームをプレイできた幸運と、それを産んだメキシコの偉大さに感謝した。

つい最近、俺はDLC「The Old Hunters」をクリアした。DLCが出た直後に購入してダウンロードまではしていたが、今の今までプレイしていなかった。
忙しかったとかいろんな理由はあるが、それらはすべて言い訳に過ぎない。ブラッドボーンをとりあえず1度はクリアしたという過去の栄光に縋り、DLCに挑戦するのを心のどこかで恐れていたのだ。
だが俺は怯懦を乗り越え、一歩を踏み出した。真の男になるためだ。
DLCの舞台となる「狩人の悪夢」では、スタート地点の建物を出てすぐのところにいる狩人が見たこともない蛇腹剣のようなものを振るってきて即座に死ぬ。
赤い血のような英語で表示される「おまえは死んだ」という文字を見て、俺は久しぶりに怒りと喜びの入り混じった強い興奮をおぼえ、そして泣いた。早くこのDLCをプレイしなかったことを後悔した。
そう、まるでここはメキシコだ。全体的に砂漠っぽく、プレイしているだけで口の中が渇き、体力回復に使う輸血液がテキーラに見えた。ここには愛しさや優しさや心強さといった人間の善性は存在せず、フェイスブックやインスタグラムのような文明も存在しない。自撮りをする奴は死ぬ。
メキシコの住人は皆、右手に打撃武器、左手に銃器を持っている。あるいは両手に巨大なポールウェポンを装備しておまえを待ち構えている。本編と同じかそれ以上に何度もおまえは死ぬ。
けれどその死が、おまえを鍛え、少しずつ強くし、真の男へと近づけてくれる。

俺はDLCをクリアしたと書いたが、実のところDLCのボス撃破後、最後の最後でとあることをやり残しており、DLCのエンディングを見ていない。DLC武器を全部集めたトロフィーを獲得したことで浮かれ、歓喜のあまりテキーラを痛飲して、ホットなベイブとベッドで戯れ、その勢いでうっかり本編をクリアしてしまったのだ。本編をクリアすると自動的に次の周回がはじまり、クリア前には戻れない。当然DLCステージもクリア前の状態に戻っている。
ブラッドボーンの二週目はいわゆる「つよくてニューゲーム」だが、正確には「敵が超つよくてニューゲーム」であり、ようするに自分よりも敵のほうが強くなっている。ラスボスを屠ったプラス10武器であっても最初の町民を殺すのに数回攻撃しなければならず、町民の農具がかすっただけで即死する。生き延びるためにはほんの少しの油断も許されない。二週目のヤーナムは、いわば真のメキシコなのだ……。

俺はトロフィーを全部取るために二週目の地獄をクリアするつもりだ。延々とここまで読んだおまえはどうだ? つべこべ言わずにプレステ4を購入しろ。今なら異常なボリュームを誇るDLC入りのブラッドボーンが3000円とかで買える。セールのときは半額になったりしている。
それでも買わない奴に、もう言うことはない。カリフォルニアで享楽に満ちた日々を送り、子や孫に囲まれながら老人になり、自分が何者かもわからなくなるまで生きればいい。
だが、もしおまえが腰抜けでなくタフガイなのだと言うならば、今こそブラッドボーンに挑戦し、そのことを示すときが来たのだ。

バイオハザード

2016/04/02

先日PS4でバイオハザード6が配信されており、そういや6は遊んでねえなと思い購入してみました。

久しぶりだな、バイオハザード。
いちおうナンバリングタイトルは全部プレイしています。
初代PS版における実写OPの香ばしさをこよなく愛しています。



実写OPまたやればいいのにと思うのですが、カプコンは実写でいろいろやらかした過去がある(死病汚染-シビョウオセンヌ-とか)せいか、ここ最近のバイオはもちろんCGのオープニングです。それでいいと思います。

なんかいい感じの中年エージェントになりつつあるレオンさんが肉感的な美女を抱えて武装ヘリから逃げる場面からゲームははじまります。
「あ、エイダかな?」
と思ったらぜんぜん違う女でした。
さすがレオンさん、毎回毎回、違う女をとっかえひっかえです。
新米警官としてラクーン市警に着任早々、石像を動かさないとドアが開かない仕組みとかが満載の警察署で右往左往していた時代が懐かしい。
その後、道路が爆発炎上したり、間一髪でヘリコプターに飛び乗ったり、ヘリにきっちりゾンビが乗っていて揉み合っているうちにコントロールを失い、激しく上昇と下降を繰り返し、最後には高層ビルに突っ込んだりしながらも普通に

レオン「無事か?」
肉感的美女「ええ」

的なノリでさくっと脱出していました。
普通の人だったらゆうに30回は死んでますが、もはやレオンさんはそんなレベルを超越しています。生粋のダイハーダーです。

俺はバイオ熟練者だし、まあノーマルモードは楽勝だろうとなめてかかっていましたが、レオン編序盤の下水道を進むあたりで深刻な弾切れを起こし、行き詰まり気味になりました。ゾンビがやたらしぶとい。あと犬が超つええ。
どうせ弾なんかそこらへんに不自然なほどに落ちてるし、例によってなぜかあちこちに生えている草(ハーブ)をもっしゃもっしゃ食えばなんとか生きていけるだろとゆるふわな思想でいい加減に遊んでいましたが、それでは通用しませんでした。猛省。


【個人的メモ・これまでのバイオハザードおさらい】

バイオ1
 ・もちろん実写OP


 ・特殊部隊クリスさんが洋館を右往左往
 ・最強武器のマグナムは青と赤の宝石を獅子の石像の瞳にはめ込むと入手できる
 ・ラスボス戦ではヘリの運転手がロケットランチャーを投下してくれる
 ・進め方次第でウェスカーが死ぬ
 ・夢で終わらせない(ヘリで脱出しながら)

バイオ2
 ・レオンさんが変態警察署で右往左往
 ・エイダ?
 ・エイダ…?
 ・エイダーーーーーーーーーーーー!!
 ・レオン「行こうぜ…アンブレラをぶっ潰しに!」完

バイオ3
 ・ジルさんが頑張って街からエスケープ
 ・何回もクリアしたはずだけど物語は忘れた

コードベロニカ
 ・なんか蝶々っぽいボスいたよね

バイオ4
 ・凄腕エージェントになったレオンさんが怪しい山村で大統領の娘を助けるため右往左往
 ・ダイナマイト刑事
 ・この巨大石像、絶対いきなり動いて追っかけて来るんだろうなーと思っていたらもちろんいきなり動いて追ってきた
 ・いきなり天井から降ってくる宝石を撃つのが難しい
 ・ファミコンの「魁!男塾」で、唐突に出現するリンゴを思い出した
 ・でも武器のアップグレード超楽しい
 ・物語は忘れた

バイオ5
 ・久々にクリスさんが褐色美女を引き連れてがんばってた
 ・もちろん物語は忘れた
 ・なんかウェスカーが超スピードで動いてた


最近プレイしたものほど記憶が薄いのはどういうわけか。

バットぐらし

2015/07/27

 ここんところ夏の同人誌の作業ばかりしておったのですが、それもようやく目処がつきました。
 テーマは「アナログゲーム」です。
 また後日告知すると思います。


 で、バットマン:アーカム・ナイトを遊びはじめました。

 今回はバットモービルを駆ってゴッサムを疾走することができます。
 最高ですよバットモービル。
 あの独特の駆動音も緻密に再現してあって感涙モノです。
 走行中にスプリング仕掛けで勢い良く空へ飛び出すこともできます。
 無線で遠隔操作もでき、あまつさえ戦車形態に変形することも可能な、文字通りのスーパーカー。
 フルスロットル状態でならず者たちに激突しても、電気ショックだけで(なぜか)死なないというバットマンの徹底不殺主義にも対応した至れり尽くせりの車です。
 これまでは銃をもったチンピラにやられがちなバットマンでしたが、バットモービルがすべてを変えました。
 L1ボタンひとつで、チンピラたちを跳ね飛ばしながら自動でやってきてくれます。
 これ、最高。

 あとこのゲーム、リドラーがマジで愛されキャラすぎ。
 ことあるごとに負け惜しみを言うリドラーがいとおしすぎる。
 そもそも、何十何百というリドルを街中に仕掛けてバットマンを楽しませるその健気なエンターテイメント精神が最高です。
 もう、ほんとリドラー大好き。
 バットモービル用のレース場が完全にマリオカートの影響を受けてますが、それも含めて大好きです。

 もう一点、気に入っているのはゴッサムシティをうろついていると傍受できるチンピラたちの会話です。
 妙に味があって楽しい。

「スケアクロウのやつ、恐怖恐怖ってうるせえんだよ」
「なあバットの車、見たか? 乗り回してみてえよな」
「すげえよなトゥーフェイス。近くで写真撮らせてくれねえかな」
「次の作戦は辞退するよ。その日は子供の面倒を見ないと…」

 なんとなく憎めない。
 まあ容赦なく上空からグライドキックをかますわけですが。

デモンズソウルとブラッドボーン

2015/05/02

 長いこと積んでいたPS3デモンズソウルをようやくクリアしました。
 毎晩毎晩、果てしない死を繰り返したのちにようやくクリアしました。こんだけ苦労したゲームは久々です。というかダークソウル以来ですよ。
 目を閉じると俺を苦しめたボスの面々が走馬灯のように脳裏によみがえります。
 一番の死闘は、坑道の奥にいた蜘蛛でしたね。
 この卑怯にも鎧のような甲殻を持つ巨大蜘蛛、このゲームを怒首領蜂かなにかと勘違いしているのかというぐらいに遠距離から(しかも狭い通路の奥から)炎弾を弾幕よろしく雨あられと撃ちまくってくるため、近づくことすらままならぬありさま。
 なんとか近づいたら近づいたで、ボディプレス的な一撃で即死。
 なんじゃそりゃと。
 序盤にも関わらず本気でプレイヤーの心を折りにくる。
 このゲームには殺気がある。そう、殺気がありますよ。
 目には目を。
 殺気には殺気を。
 卑劣な攻撃には卑劣な攻撃を。
 というわけで、坑道の安全地帯(ギリギリで炎弾が当たらない)から矢を数百発撃ち込み、何十分もかけて射殺してやりましたよ。
 正々堂々とか、このゲームにおいては尻を拭く紙の代わりにもなりゃしませんので。
 ええ。
 最高の気分でした。

 第二に苦戦したのは、さらに奥にいた炎の魔人的なやつですね。
 こいつもこいつで、ゲームを格闘ゲームかなにかと勘違いしているらしく、ダッシュ攻撃からレイジングストーム的な広範囲攻撃をぶち込んできたり、盾の防御をぶっ飛ばす途切れのないコンボラッシュを繰り出してきたりするんですよ。
 こちとら鎧とかの装備が重くて満足に回避もままなりません。ローリングとかで回避できても普通に起き攻めされて即死。
 死亡回数が二桁に達したあたりで、ふと気づきました。

――スタート時点から俺が愛用してる鎧、まったく意味なくね?

 鎧があろうがなかろうが一発か二発で死ぬので、いっそのこと裸同然の装備にしてみたところ、敵の攻撃を回避しやすくなり逆に生存時間が伸びました。
 すなわち我々が長年ゲームによって刷り込まれてきた「鎧を着ていると防御力が上がって強い」という固定観念を逆手に取った、それは狡猾な罠なのでした。
 そうして身軽に逃げまわっていたところ、ダッシュしてきた魔人がうまいことハマる地形を発見。こっちに来ようとして地形に阻まれ、延々と同じ場所で足踏みするヤツに撃ち込みましたよ。遠くから。遠隔魔法を。
 魔力のステータスが弱かったので相当じわじわといたぶるかたちになってしまいましたが、仕方がないんですよ。
 仕方がなかったんですが、もちろん最高の気分でした。

 その後も「なんじゃそりゃ」「ファッケスト(ファックの最上級)」「オー・マイ・コンブ」などという罵詈雑言が思わず口から吐いて出る難敵たちを撃破し、とうとうエンディングを迎えたときは思わず泣くかと思いました。
 攻略Wikiを読むと、出会っていないNPCが大量にいると知ってさらに泣きたくなりました。


 で、PS4のブラッドボーンを遊んでいます。
 今作では「弓」という人類の英知の結晶は失われ、野蛮にも近距離で斬ったり殴ったりしなければなりません。完全なガチバトルです。
 ボスはおろか、雑魚敵の攻撃もすぐ致命傷になります。
 でも楽しい……。
 死ぬけど楽しいです。
 何度も何度も心を折られそうになりますが、楽しいのです。
 まだ見ぬ世界を探索する楽しさ。先に進むのがおそろしくて、そしてそれ以上におもしろくてしかたがないです。
 致命的な敵の攻撃を紙一重で見きって倒すのが病みつきになります。
 あれ、ゲームってこんなにおもしろかったっけ?
 久しく忘れていたあれやこれやを無理矢理に喚起させられました。間違いなく現在、世界最高のゲームの一つです。

 今、とあるボスで二十回ぐらい死に続けていますが、それすらもご褒美ですよ。
 これがラスボスですって言われてもおかしくないようなすさまじい攻撃をしてきますが、苦難の末にこれを打倒したときの喜びを考えると、今からすでに異常な興奮をおぼえるほどです。
 なにこの精神状態。我ながらちょっと怖い。
 そういうわけでいろいろなことが手に付かないほどにハマっています。

 この先に群集が待っているんだ…
(敵の大群が待ち受けている場所によくある書き込み)

エッチオライフの終焉

2015/01/05

 何年も何年も放置していたアサシン クリード リベレーションを年末ようやくクリアしました。
 長きに渡ったエツィオサーガもその幕を閉じ、同じくして俺のエッチオライフも終わりを告げたのでした。リベレーションでは、「エッチオ」と発音する輩をエツィオさん自らが訂正するという一幕もあったのですが、その甲斐もなく登場する人物はおおむね「エッチオ」と言っていたのが印象的でした。
 あと先触れ(街角で大声で演説している人)に賄賂を渡すと「うぇへ…へへへ…」と、非常にダメな感じの笑い声を出すのが良かったです。たぶん俺も賄賂もらったらこんな声出しちゃうと思います。携帯の着信音として売ってほしいほどの素晴らしいボイスです。

 そして間髪入れずに続編のアサシン クリードIIIを遊びはじめました。
 時代は数百年ばかり進み、主人公も若返りましたが、とりあえず街の高いところに登ったり町民から「もしかして…酔っ払ってるのか?」「いつか首の骨を折るぞ」などとディスられる部分は変わりません。不変のアサシンぶりです。

 今回は街の人々に手紙を届けるというミッションがあり、とてもほのぼのします。まさに絵に描いたようなお使いミッションです。
 手紙を渡してもそれほど感謝されず、なにかイベントが起きるわけでもなく単におざなりな言葉をかけられるだけ、というのがまたいいですね。
 そしてどれだけ地域に貢献しても壁登りを容赦なくディスられるのは変わりません。千年以上変わらぬ人の世の厳しさです。

 あと今回は船を手に入れます。
 ロバートというおっさんが船を修理してくれるんですが、部族出身のコナー青年に「なにごとも経験だぞ」と初航海でいきなり操舵全般を任せるという無茶ぶりをしてくれました。
 すごいことに海賊に襲撃されても最後まで操舵や戦闘指揮を丸投げしていました。一本筋の通った無茶ぶりです。
 なおアサクリ世界では、船の操舵と砲撃をキャプテンであるコナー青年が同時にやらなければいけないので、うっかり船が浅瀬に乗り上げたり岸壁に激突するのは日常茶飯事です。
 分業しろよ!……と強く思いましたが、砲撃戦が楽しいので許すことにしました。

 許せないのは年鑑です。
 このシリーズではお馴染みの「街に散らばった細かいなにかを収集するミッション」ですが、どっかのおっさんが書いた年鑑のページが街中に散らばってしまったので集めてくれというのが今回のそれに該当します。
 この年鑑、たいていどこかの家の屋根の上に落ちているのですが……なぜか近づくと蝶々のようにひらひらと舞うのです。まるで生き物のようにコナーから逃げていきます。
 それを追いかけるうちに転落死したり、屋根の上を巡回している衛兵に狙撃されたりと、ろくな目に会いません。そんなコナーをあざ笑うように、年鑑は悠然と宙を舞っています。

 年鑑マジ許せぬ。
 燃やしてやる。
 すべて集めたのち盛大に暖炉にくべてやる。
 あまつさえ「ケッ、こんなもんケツを拭く紙の代わりにもなりゃしねえ」とかうそぶきながら焚書します。
 まったく、この年始の忙しい時期に、年鑑ごときが逃げるんじゃねえよと。
 ただの紙なんだから黙って集められなさいよと。
 人類の手からすり抜けるように逃げてもいい年鑑は、バック・トゥ・ザ・フューチャーのスポーツ年鑑だけですよ。

……などとひたすら「年鑑が憎い」という思いを世間に訴える更新からはじまりましたが、今年も当ブログをよろしくお願いします。

PS Vita

2012/10/16

 イース新作「セルセタの樹海」をはじめ、わりと遊びたいゲームが増えてきたのでPS Vita Wi‐Fiモデルを購入。

……購入したのですが、なんとなく遊ぶのがおっくうで約一ヶ月ほども部屋の片隅に放置。
 しかし、このたびようやく開封の儀とあいなりました。
 いっしょに買っていた液晶保護フィルムを貼ろうとしてさっそく盛大にミスり、大量の気泡がチャームポイントとなったVitaちゃんですが、すごい画面綺麗!
 月並みな賛辞ですが液晶画面がほんとに綺麗です。
 いやいや本当に。
 写真か?と思ったほどです。

 そしてタッチパネル。
 たくさんボタンがあるのに執拗にタッチ操作を強いるのはどうかと思いますが、そこはかとないゲームの未来を感じます。

 メモリーカードが異常に小さすぎて紛失しそうとか、ソフト自体も小さくて紛失しそうとか感想は尽きませんが、やはり新しいハードはいいものです。
 古いハード(PCエンジンとかセガサターンとか)も好きですが、新しいものもよい。
 へたしたらゲームそのものよりハードのほうが好きなんじゃねえかとすら思えます。

 それはともかく、今はVitaで「グラビティデイズ」を遊んでいます。
 英語表記で「GRAVITY DAZE」などと書かれており、ケッなにが「DAZE」だ気取りやがってよお……畜生……俺だって……俺だって昔はよお……なあ、おい……聞いてんのかよマスター、などと斜に構えながら(そして場末のBARで酔いつぶれながら)プレイしていたのですが、これは超おもしれえ。
 重力を操作して街を縦横無尽に飛び回りながら、キトゥン(主人公の少女)が急激なGでぎっくり腰にならないか少し心配ですが、とにかく空中を飛び回るだけでおもしろい。
 あとキトゥンが超かわいい。
 Vita界きってのキュートガールですよ。
 彼女は伸びる、伸びるよ。

 そういうわけでこのゲームを遊べただけでもVita買ってよかった!と強引に思い込んでおきます。いや、本当におもしろいですが。ダウンロードコンテンツ買おうかなってぐらいに。


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