逃避文

2009/11/26

 なんといいますか、微妙に忙しくてね……ほら師走って申しますでしょう。

 まだ12月じゃないし、かつ俺は別に師でもなんでもないんですけど、むしろここ最近とんと走ってすらいないんですけれども、なんかXBOXのレッドリング(故障ランプ)が点灯したりといろいろありました。

 まったくこの忙しいときにのうのうと赤く光ってるんじゃないよ!と思いながら、XBOXの外箱に本体入れて、そのままぶら下げて深夜のコンビニ行って修理センター宛てに宅急便ですよ。
 ちなみに「たっきゅうべん」と読むと、ものすごい勢いで糞便を送りつけるイメージがあっていやだな、と思いました。
 あと、昔あった「メタルK」というジャンプ漫画には「硫酸鞭(りゅうさんべん)」という技があり、これがもし「硫酸便」だったなら肛門が切ないことになっていたと思います。俺たちの便が硫酸じゃなくて本当によかったと思います。

 それはともかく、宅急便の品名欄に「ゲーム機」って書き込みながら心中「そんなの外箱で見りゃわかるっつーの」と自身へつっこみを入れていると、店員のおばさんが「ワレモノにもチェック入れておきますね」と気を利かせてくれて、たいそう感激しました。
 ここまで人に気を使われたのは……なんだろう、かれこれ10年前に上京して以来じゃなかろうか。
 ナイスな店員のおばちゃんに感謝の念を送りながら、いや、この心遣いはもはや単なるおばちゃんというよりは俺の母親だな、と思い、ひそかに心の中で「ありがとうママン」と呼びかけながらコンビニの自動ドアを出て、背後のレジから「ありがとうございました」の声、すなわちママン的には「いってらっしゃい。ハンカチ持った?」であるわけで、息子的には「もう、子ども扱いしないでよう。いってきまーす」と元気よく叫ぶべきだったのですが、コンビニを出た深夜の路地のあまりの薄ら寒さに閉口。
 なんだこれ、寒すぎる。むしろ冬すぎる。

 世間はこんなにも冬なのに――これだけ寒いというのに――なぜ俺は未だに部屋の中で暖房器具もつけずパンツ一丁なのだろうか、というのが今日のテーマです。
 まるまる一晩かけて語り、議論すべき命題です。

 ただ、結論というか答えを先に申しますと、俺はパンツ一丁が好きだからです。
 英語ではパンチャー、ドイツ語でいうところのパンツァーというやつです。
 夏場はともかく、冬場もパンツ一丁でいる人のことを特に「ハードパンチャー」と称し世界中の人々の賞賛を集めており、具体的には一人あたま5セントぐらいもらうことができればいいと心から思うのですが、残念ながらそうはならず、世間では単純に「だらしない人」という認識が一般的のようです。まったくそのとおりなので反論の余地はありません。
 俺は今、とてもだらしない。

 冷静に考えると信じがたい状況です。
 幼い頃、自分はきっと大きくなったら、なんかこう高級な生き物の毛を用いたガウンを着用しながら片手にワイングラス、片手にシャム猫、背後に高級娼婦、頭上にはプロペラみてえな回転するシャレたオブジェという万全の姿勢で、超高層マンションの一室にて摩天楼を見下ろしながら優雅きわまりない夜を過ごすものとばかり思っていたのですが、パンツ一丁のこれが現実なのだとは、あまりにもしょっぱすぎてにわかに認めがたいものがあります。


 なんでこんなことをぐだぐだ書いてるのかというと、要するに逃避です。冬に出す同人誌原稿執筆からの。
 来週あたりにはきちんと告知できると思います。
 twitterとかでさんざんぼやいてるので書いちゃうと、今度のテーマは「サイバーパンク」です。

THIS IS IT

2009/11/18

 話題のマイケルムービー「THIS IS IT」を観てきたですよ。

 スクリーンに映るマイケルが実に神々しく、その圧倒的スーパースター感に圧倒されます。
 冒頭、バックダンサーのオーディションを受けに来たオーストラリアの青年が嬉々として「地球を半周してやってきたよ! 公募を見て2日後に飛行機に乗ってたね!」などと語り、マイケルの常軌を逸した人気ぶりがうかがえます。
 そのほか、あらためてマイケルがすごいと思った点。


●わりと控えめなところがある
 CG担当者がマイケルに向かって、

 「これ、兵士(の格好をしたバックダンサー)を画面に100万人ぐらい出せるよ! スペースキーで一発だよ!」

 するとマイケルは落ち着いた表情で、

 「いや、いいよ10列ぐらいで……」
 「えっ……でもスペースキー押すだけだよ?」


 派手好きと思いきや、わりと控えめなことをいうマイケルが印象的でした。
 しかし、そのあと出た完成画面はスクリーンを埋め尽くすぐらいのおびただしい兵士で埋まっていたので、けっきょくCG担当者の熱意に押し切られたものと思われます。スペースキーで一発だよ!


●スタッフへの指示が独創的すぎる
 リハーサル中、マイケルがキーボード奏者に向かって

 「そのリズムは違うんだ、早すぎる。もっとゆっくり……そう、朝のベッドから這い出るような感じで」

 そんなアンニュイきわまる詩的な表現をひとしきりのたまったあと「じゃあそんな感じで本番はよろしく頼むよ」と爽やかに去っていこうとするマイケルに「待ってくれMJ! もう一回確認させてくれ!」と焦る奏者が印象的でした。
 他にも「月の光が沁み込むような余韻を残すんだ」とかいってましたマイケル。


●衣装の開発部隊がいる
 劇中、マイケルの衣装担当の人が「オランダの科学者を招いてマイケルの衣装を開発しているんだ」みたいなことを語っていました。
 ちょっとしたパワードスーツ並みの開発費がつぎ込まれているに違いありません。


●スタッフの挨拶が「ポゥ」
 スタジオに入ってくるマイケルに対して、スタッフやダンサーたちが口々に「ポーゥ!」と呼びかけており、まさかマイケルおちょくられてるんじゃねえよな、と若干ひやりとしました。


●幼女
 マイケルが自然と戯れる幼女の映像を見て「この娘、イイね」と笑うシーンがあり、若干ひやりとしました。


●マイケルスピーチ
 日ごろがんばっているスタッフ一同を集めて「マイケルのお言葉」的なスピーチを頼まれ、マイクを握るマイケル。

 「観客たちを未知の領域につれていこう」
 「僕たちは今、偉大な冒険をしている」
 「愛だ。愛なんだ」
 「愛は自然を、地球を救える」
 「そして4年で環境破壊を止められる」

 その後、微妙な盛り上がりを見せるスタッフたちが円陣を組み、手を合わせて、

 「ワン、ツー、マイケル!!」


 とにかくテンションあがりましたわ。
 映像のマイケルを観ただけでこんな興奮できるのに、もし実際に歌って踊っているのを目の当たりにしていたら失禁どころじゃすまない自信があります。

 それにしても50歳の動きじゃない。
 さらにいえば老人でも若者でもなく、男でも女でもなく、黒人でも白人でもない超人類的ななにか……これぞまさにマイケル・ジャクソンであるとしかいえない圧倒的な存在感というかオーラを発散しております。
 さらに一流の舞台装置、衣装、ダンサーと、一切妥協のない布陣で固め、終始「ファンをどれだけ楽しませ、熱狂させるか」ということにこだわり続ける姿勢。そりゃ失神者も出ようというもの。

 どれだけ持ち上げても足りませんが、あー、一度ぐらいは生マイケルを拝んでみたかったと、いまさら悔やまれてなりません。

ゲームなブログとして

2009/11/08

 ここしばらく主にリン・ミンメイのシャワーシーンで勃起したことしか書いてなかったんで、このブログはリン・ミンメイのシャワーシーンで勃起したことを書きつづるブログなのかよと思われてしまうのではないかという危機感をおぼえましたので、今一度、本来の自分を見つめなおしてエントリを記述することにしたいと思います。

 ええと、要するにゲームね。
 ゲームの話ですね。

BAYONETTA(ベヨネッタ)
 すげえやっとった。
 とうとう時代は空前の美痴(ビッチ)ブームの到来を迎えたといっても過言ではない……それほどビッチを前面に押し出した前代未聞のビッチゲーム(ビチゲー)ですよ。
 かなりネタばれますが、気がついただけ主な美点(ビッチポイント)を列挙してみます。

 ・ところどころにポール状のオブジェがあり、頻繁にベヨ姐さんがポールダンスを披露
 ・柄の長い武器を使うとポールダンスで回転攻撃であり、どれだけポールダンス好きなんだ
 ・単なるレバーを引くときも、なぜか妖艶に美脚をからませてビッチポーズ
 ・ライバル魔女のジャンヌさんと張り合ってビッチポーズ合戦
 ・偽ベヨネッタさんが出てきてやっぱりビッチポーズ合戦
 ・空からワープして攻撃する技で、なぜかM字開脚で天空から降ってくるベヨ姐さん
 ・大技の硬直時間にもきっちり雌豹のポーズ
 ・エンディングでポールダンス
 ・あまつさえ最後にノリノリなビッチダンスPVが流れる(まるまる5分ぐらいある)

 難易度NORMALでもけっこう難しくてクリアするのに難儀しましたが終盤からエンディングにかけてのハイテンションぶりがすさまじく、大満足でございました。
 最後の一撃を決めるときは「うひょーう」と奇声を発しながらボタンを連打しておった。
 鞭とかキルゴア中佐(ロケットランチャー)などの武器をけっこう取り逃したんで、二周目をおもむろにHARDではじめてみたのですが序章ですでにクライマックスであり昇天いたしました。
 具体的には、技のチュートリアル的ステージだったはずが双子の天使(すごく早いし痛いぜ)がガンガン出てくるためにこの世の地獄と化しておりました。
 しかし華麗に攻撃をかわして反撃したときのエクスタシーが半端じゃないので、がんばって遊んでいこうと思います。ロダンさんに「ビューティフル……!」といわしめていきたい。
 あとクリア後の追加コスチュームが猥褻きわまりないのですよ。
 ベヨ姐さんの場合、たいていのゲームにありがちな「ちょっとH」とか「ムフフ」とか「で~っ!あぶね~っ!」とか、そういうレベルを遥かに通り越して完全に「猥褻」そのものなのがすばらしいと思いました。


Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)
 最近K(仮称)さんがものすごい廃人的な勢いでプレイされているのを読み、ああ……ちょっと前の俺を見ているようだ……的な気分に。己がプレイしたばかりのゲームの感想を読むのは楽しいのう……!
 いやいや、マジやべえんですよこのゲーム。
 ギャルゲーとしても十分に楽しめますが、ストーリーの面白さだけとってもすばらしい出来だと思います。
 主人公の大学生「岡部倫太郎(オカリン)」は自らを狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真と名乗る、とっても香ばしい邪気眼の人なのですが、それすらも遠大な物語の複線だったのだと思うとめまいすらおぼえます。

 後半にかけて連続する驚愕の展開の数々、そして最後にすべてが収束していく物語の流れは鳥肌ものというか、プレイしていて「ああ、俺アドベンチャーゲーム好きでよかった!」と強く思ってしまったほどです。
 あとは良い具合に「ゲーッ! まさかお前がーっ!?」的などんでん返しもたくさん用意されているのもうれしい。おなかいっぱいになれます。

 ただ最後のルートの条件はちと厳しかったかなーと思いました。
 俺は何度やってもわからんかったんで、よそ様のサイトの攻略を見てしまいましたが……。


世界樹の迷宮
 今さらですよ。
 ええ、今さらながら遊んでおりますよ。
 地下5階でスノードリフト一家にパーティーを惨殺されて以来封印していたゲームを今さらながらにプレイしております。

 きちんと火の術式を強化していったのでドリフト野郎を思ったよりも簡単に撃破し「はっ……ゴミめ……!」とその死骸に唾棄しつつ地下6階に進み、ウーズの群れに溶かされて死にかけました。

 火喰い鳥を何匹殺しても「弓なりの尾骨」が出ねえよう、ボーンフレイルが作れねえようと嘆きながら迷宮を彷徨し、気がつけば無意識に「……尾骨……尾骨……」とつぶやいてました。

 ケルヌンノスの全体パンチで全滅したり、ゴーレムの三連続攻撃で全滅したりしてました。
 ブシドーさんが仲間になったのですが、えれえ防御力が弱いのでいいカモでした。
 迷宮から命からがら逃げ帰り、酒場に入り浸っては女将さんにEROジョークを飛ばし、シリカ商店に立ち寄っては店主の下乳(アンダーバーブ)に密かに欲情しながらアリアドネの糸を買うのでした。
 楽しいのう。

 俺、世界樹の迷宮をクリアしたら、やっぱり同じように止まってたセブンスドラゴンも再開するんだ……。
 でも真・女神転生ストジャニもやりてえ……悪魔合体してえよ……。

 

 最後にちょっと連絡。
 今年の冬のコミケも無事に受かることができましたので、同人誌の新刊つくってます。
 例によって罵り合いながら……つくっています。
 詳細は近々お知らせできるかと。

 あとCOMIC ZINさんに委託しておった夏の新刊「.in」ですが、見事に売り切れみたいです。
 冬コミにて再販する予定なので、こちらもよろしくお願いしたい所存。

愛・おぼえていますか

2009/11/04

 先日ウチで映画「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」を観ました。
 じつに十年ぶりぐらいに観たのですが、いろいろと新しい発見がありました。
 主に三つばかり。

●ミンメイのシャワーシーン
 銀河的アイドルなのに惜しげもなく乳首を露出してのサービス精神に俺の心が熱くなりました。
 股間も若干熱くなったことはいうまでもありません。(いわなければよかった)
 スーパーログいわく「幼い頃このシーンだけ死ぬほど繰り返して観た」だけあり、とても力の入ったシャワーシーンでした。
 バックに流れる軽薄な挿入歌「0G-LOVE」もすばらしい。

●柿崎の死にっぷり
 TV版でも理不尽な死にっぷりを見せていたスカル小隊の食いしん坊・柿崎速雄ですが、映画版ではさらに輪をかけたひどい死にっぷりを披露。
 三機編隊で出撃後、右下の方の通信画面に映って冗談をいっていたと思ったらなんの前触れもなく爆死。
 その後、特にその死を省みられることもなくマックス対ミリアのバトルに突入。

 たしかマクロスの諸作品って作中作という設定があったかと思うんですが、こんな扱いを受けた柿崎は訴訟を起こしてもよいと思います。
 出番が死亡シーンだけってどうよ。
 しかし他の内容はほぼすべて忘れてたんですが、柿崎の死ぬ場面だけは明確におぼえていたわ。

●ミンメイ、早瀬、輝の修羅場
 ミンメイとデキていた一条輝ですが、ミンメイが行方不明になってしまいます。
 その後なりゆきで早瀬未沙と地球を放浪し、今度はうっかり彼女とデキてしまう輝。
 しかし死んだと思っていたミンメイがマクロスに帰還したので、たいへんなことに。
 まさに元祖トライアングラーですよ。
 恋のデルタ地帯といっても過言ではない。

 この映画最大の見せ場は、ミンメイと輝が抱き合っている途中にばったり早瀬未沙が部屋に入ってきてしまうシーンでしょう。
 「ギャー」という悲鳴がごく自然に俺の口から漏れ出ました。
 劇場のスクリーンで視聴していたならば間違いなく失禁しています。
 俺をはじめ繊細な心の持ち主は軒並み失禁し、映画館内の段差に流れる、まるで滝のような尿。

 それほどの緊迫感。
 マキシマム修羅場。
 具体的には、今にも「この泥棒猫!」という言葉が飛び出しそうな、嫌さ加減きわまるシーンです。

 口論の挙句ミンメイはその場を走り去ってしまい、輝は未沙をとるかミンメイをとるかの究極の選択を強いられます。
 まあけっきょく未沙を選ぶわけですが、選ばれし者の優越感からか、未沙は「これをミンメイさんに渡して。これは彼女が歌うべきだから」などと、古代文字を解読した歌詞を輝に渡し、使いっ走りをさせようとします。
 俺だったら5千円もらってもやりたくない最高に嫌な仕事です。
 輝がミンメイに追いついて歌詞を渡すと、案の定ものすごい拒否反応。

 「いやよ! なんであの人の歌詞なんか歌わなくちゃいけないのよォーッ!」

 もっともな話です。

 「もういや! 私と輝以外の人なんか、みんな死んじゃえばいいのに!」

 そこで、いきなり輝さんはミンメイを平手打ち。呆然とするミンメイ。

 「馬鹿野郎! もっと広い視点で物事を考えろ!」

 みたいな感じで巧妙な論理のすり替えを敢行。あまつさえ、

 「死んだ柿崎のことも考えろ! あいつだって、もっといろいろやりたいことがあったはずなんだ!」

 汚ねぇ……柿崎のことを持ち出されたら、もう黙るしかねえじゃねえかよ……。
 今の今まで柿崎の死を悼むそぶりも見せなかったのに、こんなときの切り札的に柿崎を利用する輝の薄汚さに敬礼。

 そういうわけで、十年ぶりに観たマクロス劇場版は、一条輝が嫌な大人の説得術を駆使してミンメイさんを戦場で歌わせて銀河を救う映画だったんだな、という印象を強く受けました。
 シャワーシーンで乳首まで見せたのに、救われねえ……救われねえよミンメイさん……。


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