デモンズソウルとブラッドボーン

2015/05/02

 長いこと積んでいたPS3デモンズソウルをようやくクリアしました。
 毎晩毎晩、果てしない死を繰り返したのちにようやくクリアしました。こんだけ苦労したゲームは久々です。というかダークソウル以来ですよ。
 目を閉じると俺を苦しめたボスの面々が走馬灯のように脳裏によみがえります。
 一番の死闘は、坑道の奥にいた蜘蛛でしたね。
 この卑怯にも鎧のような甲殻を持つ巨大蜘蛛、このゲームを怒首領蜂かなにかと勘違いしているのかというぐらいに遠距離から(しかも狭い通路の奥から)炎弾を弾幕よろしく雨あられと撃ちまくってくるため、近づくことすらままならぬありさま。
 なんとか近づいたら近づいたで、ボディプレス的な一撃で即死。
 なんじゃそりゃと。
 序盤にも関わらず本気でプレイヤーの心を折りにくる。
 このゲームには殺気がある。そう、殺気がありますよ。
 目には目を。
 殺気には殺気を。
 卑劣な攻撃には卑劣な攻撃を。
 というわけで、坑道の安全地帯(ギリギリで炎弾が当たらない)から矢を数百発撃ち込み、何十分もかけて射殺してやりましたよ。
 正々堂々とか、このゲームにおいては尻を拭く紙の代わりにもなりゃしませんので。
 ええ。
 最高の気分でした。

 第二に苦戦したのは、さらに奥にいた炎の魔人的なやつですね。
 こいつもこいつで、ゲームを格闘ゲームかなにかと勘違いしているらしく、ダッシュ攻撃からレイジングストーム的な広範囲攻撃をぶち込んできたり、盾の防御をぶっ飛ばす途切れのないコンボラッシュを繰り出してきたりするんですよ。
 こちとら鎧とかの装備が重くて満足に回避もままなりません。ローリングとかで回避できても普通に起き攻めされて即死。
 死亡回数が二桁に達したあたりで、ふと気づきました。

――スタート時点から俺が愛用してる鎧、まったく意味なくね?

 鎧があろうがなかろうが一発か二発で死ぬので、いっそのこと裸同然の装備にしてみたところ、敵の攻撃を回避しやすくなり逆に生存時間が伸びました。
 すなわち我々が長年ゲームによって刷り込まれてきた「鎧を着ていると防御力が上がって強い」という固定観念を逆手に取った、それは狡猾な罠なのでした。
 そうして身軽に逃げまわっていたところ、ダッシュしてきた魔人がうまいことハマる地形を発見。こっちに来ようとして地形に阻まれ、延々と同じ場所で足踏みするヤツに撃ち込みましたよ。遠くから。遠隔魔法を。
 魔力のステータスが弱かったので相当じわじわといたぶるかたちになってしまいましたが、仕方がないんですよ。
 仕方がなかったんですが、もちろん最高の気分でした。

 その後も「なんじゃそりゃ」「ファッケスト(ファックの最上級)」「オー・マイ・コンブ」などという罵詈雑言が思わず口から吐いて出る難敵たちを撃破し、とうとうエンディングを迎えたときは思わず泣くかと思いました。
 攻略Wikiを読むと、出会っていないNPCが大量にいると知ってさらに泣きたくなりました。


 で、PS4のブラッドボーンを遊んでいます。
 今作では「弓」という人類の英知の結晶は失われ、野蛮にも近距離で斬ったり殴ったりしなければなりません。完全なガチバトルです。
 ボスはおろか、雑魚敵の攻撃もすぐ致命傷になります。
 でも楽しい……。
 死ぬけど楽しいです。
 何度も何度も心を折られそうになりますが、楽しいのです。
 まだ見ぬ世界を探索する楽しさ。先に進むのがおそろしくて、そしてそれ以上におもしろくてしかたがないです。
 致命的な敵の攻撃を紙一重で見きって倒すのが病みつきになります。
 あれ、ゲームってこんなにおもしろかったっけ?
 久しく忘れていたあれやこれやを無理矢理に喚起させられました。間違いなく現在、世界最高のゲームの一つです。

 今、とあるボスで二十回ぐらい死に続けていますが、それすらもご褒美ですよ。
 これがラスボスですって言われてもおかしくないようなすさまじい攻撃をしてきますが、苦難の末にこれを打倒したときの喜びを考えると、今からすでに異常な興奮をおぼえるほどです。
 なにこの精神状態。我ながらちょっと怖い。
 そういうわけでいろいろなことが手に付かないほどにハマっています。

 この先に群集が待っているんだ…
(敵の大群が待ち受けている場所によくある書き込み)


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