Scythe 大鎌戦役

2017/10/09

最近、ボードゲーム「Scythe 大鎌戦役」をよく遊んでいるので感想とかいろいろ。
こんな感じのゲームです。

大鎌戦役 
ボードはもちろん各種トークンとかフィギュアとか、ものすごく大量かつ豪華なゲームなので、毎回持ってくる田中天さんが超たいへん。なお画像は田中天さんのtwitterから勝手にパクっています。場所は俺ん家だし、いいよね……。
ちなみに遊んだ主なメンツは、田中天、ヒライ、yama-gat、V林田、スズキトモユ(敬称略)と俺。
詳しいルール含めたゲーム紹介はよそのサイトに任せるとして、書きたいことだけ書きます。


ゲームのコンポーネントに比してルールブックも相応に分厚くて、最初のうちはルールを勘違いしつつ試行錯誤しながら遊んでいましたが、ボードの構成がよくできているので、慣れていくにつれて間違いも少なくなりました。
以下、間違って遊んでいた主なルール。全部やらかすとほとんど別ゲームになりますね。

●労働者(ワーカー)で戦闘を行っていた
(戦闘を行えるのはキャラクターとメックだけ)

●遭遇イベントをワーカーやメックで起こしていた
(遭遇イベントを起こせるのはキャラクターだけ)

●ワーカーをメック同様に渡河させていた
(メック配備時の渡河能力が適用されるのはキャラクターとメックだけ)

●ポラニアの固有能力「友愛」を戦闘発生時以外も適用していた
(戦闘が発生させずにワーカーを退避させた場合は民心が減る)

●徴兵の継続ボーナスは、両隣がアクションしたときだけだと勘違いしていた
(両隣に加えて自分自身がアクションを行ってももらえる)

●遭遇で得た資源やメックを適当な場所に配置していた
(本当は遭遇トークンのあるマスに配置する)

遊んだあとにルールブックを読み返すと「あっ、あのルール間違って処理してた!」とたいてい新たな発見があります。
そういう意味でも奥が深く、おもしろいゲームです。慣れてないと1ゲーム4時間とかかかりますが、最近は2~3時間ぐらいに収まってきました。

何度か遊んで1位で勝ったり惜しくも負けたりしており、以下、個人的な考察的なもの。

●基本方針
最初のうちは軽視してましたが、どうやらこのゲームで最も重要なのは民心だということがさすがに分かってきました。民心上げを怠るとすげえ点差で負けるので。
なので、まず自分のボードを見て民心が上がるアクションを最優先で確認。それで対応する建物(モニュメント)なり徴兵ボーナスなりを真っ先に開放したい。
でも自国の地形によっては木材がなかったり食糧がなかったりするので、その場合は交易に頼るしかない。このゲームの肝の一つは「どれだけ下段アクションをたくさん行えるか」だと思うので、交易とか移動とか、よく使う上段アクションの下段がなにになっているかはかなり重要。

<上段アクション>
●生産
ワーカー全出しで生産しまくりは超おいしいと思っていたけど、民心下がるのであまりやらないほうがよさげ。ワーカー全出ししたあとは領地を広げるほうが得策な気がする。みんな民心を下げたくないので、そう容易には排除されない。

●軍備
戦争ゲームなのに戦闘が起きる回数が非常に少ないこのゲーム。それだけに戦闘には絶対に勝ちたい。勝つと星ももらえるし。ので、軍備は極力上げておきたい。モニュメントを建築して、ついでに民心も上げるのが理想。

<下段アクション>
●改善
KAIZENまじ重要ーDANZEN全部やるべきー、と思っていたけど2回もやれば十分な気がしてきた。移動者数増やすのと、生産数増やすやつ。改善のたびにお金もらえるボードの場合はたくさん実行。

●徴兵
たいていのプレイヤーはメックを全出しするので、最優先でそれに対応した補充兵ボーナスを開放。あと民心上がるやつ。早めに全部開放して、両隣の人と自分が下段アクションするたびにオイシイ思いをしたい。初期領土に食糧がない場合は、改善で徴兵コストを下げつつ、交易でがんばる。

●配備
みんなメックが大好きなので、最初にメックを出した人は一目置かれがち。開放する能力は渡河がセオリー。

●建築
悩ましいけど、たぶん軍備するたび民心が上がるモニュメント建築が最優先。木材に余裕があれば、次に風車か兵器庫。交易多めなら兵器庫。

いろいろ書いたけど、国やボードによって戦略を変える必要があるので思ったようにはいきません。なんだこれ無限に遊べるぞ。MUGENは仲間を裏切らねえぞ。

●遭遇について
諸説ありそうだけど、俺は資源もらえるやつを選択しがち。民心下がる場合は悩ましい……。
遭遇トークン取るためだけに移動するのはどう考えてもメリットと釣り合わない気がするので、ついでに取れればいいや程度に考えたい。

●ファクトリーについて
俺は一度もファクトリーに一番乗りしたことないので、いまいちメリットを享受できてないけども、民心が上がるファクトリーカードは強そう。ファクトリーの領土ボーナスもデカいので、一番乗りしたら罠を設置したりワーカーを置いたりして嫌がらせしつつ最後まで確保したい。

●国について
国の固有能力がいろいろあって、どの国が最強みたいなことはなさそう。
ただ、国民(ワーカー)が寒中水泳を身に着けているノルディックはちょっと弱くね?という意見がちらほら。俺はいまだにノルディックやったことないんだけど、ワーカーの寒中水泳を活かすには、メックを配備をあきらめてワーカーだけでいち早く遠くの領地を支配する……とかだろか。民心惜しさでそうそうワーカーが蹴散らされないと期待して。
同じアクションを連続で選択できるロスヴィエトは、移動しまくってファクトリー取りに行きやすそうだけど、それに見合うかどうか見極めが難しそう。
ポラニアの「遭遇イベントを2つ選択」もかなり強そうだけども、俺がポラニアで勝ったときは遭遇1回しか取れなかったので、そこまで固執する必要もない気がする。

個人的にはクリミアの「手番中に1回、戦闘カードを好きな資源に交換できる」が好きだ。これで資源を効率的に集めればぜったい勝てる!……と思ったらメックを一体も配備していないVに敗北したりしたのでこのゲームは本当に奥が深い。

●ノーメック戦略について
あとから考えてもかなり芸術的な勝利でございました。銀英伝でいうとイゼルローン無血奪取レベルの偉業。
基本的には、まずモニュメントと徴兵ボーナスによって民心を最大レベルまで上げ、同時に軍事力も最大にする。キャラクターでファクトリーに一番乗りし、それに絡んだ目標を達成しつつ、民心上げアクション入りのファクトリーカードを入手。徴兵とかワーカー全出しを完了しつつ、最後は単騎でうろうろしていた勢力を狙い撃ちして軍事力を全部突っ込み、戦闘勝利の星で終了。ゲーム終了があまりに早くて他のプレイヤーは星2つとか3つとかそんな状態だったので、2位以下と大差がついた。
最後の戦闘勝利さえ阻止できればもう少しゲームが伸びたと思うけど、たぶんすぐ改善完了か民心MAXを達成されてVの勝利は変わらなかっただろうなーと。
どうすればよかったのかとずっと考えているが、メックが少ないことにつけ込んで領土をぐいぐい侵犯していくしかなかったかな。でもワーカーを蹴散らすと民心が減るので、まわりはそれを恐れて結果的にVのノーメック勝利を許してしまった。
今後似たようなケース(メック0体で民心を超上げまくっている国が出現)があったら、両隣の国が団結して、民心ダウン覚悟で領土を削るしかないのかなー。するとたぶん他国に漁夫の利をかっさらわれるので、本当に悩ましい。

つらつら書きましたが、とにかく次になにをするのか悩むのが難しくも楽しく、毎回違った戦略を求められるので飽きがこないという素敵ゲームです。かなり重たいゲームだけれども、そこまで重すぎないのがいいです。慣れたら待ち時間少なめでサクサク進むし。
日本語版が出たら自分でも買おうかなと本気で検討しております。


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