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いつまでも

2008/03/19

 キムのケツアゴ事件で負った精神的外傷のせいでここ何日か主に性的な意味で生きる気力をなくしかけていたのですが、この宇宙船地球号の一員としての自覚を唐突に持って、日々、エコロジーとかプラズマ発電とか、少子化とかを強く意識して生きていかなければならないと思ったのでした。
 とにもかくにも、生きていくっきゃないと。
 むしろハートを磨くっきゃないと。バチバチっと火花飛ばしてみるかと。

 最近、サイバーパンクに耽溺しようと思い立ちまして。
 具体的にはサイバーパンカーになっちまえばいいじゃねえかと思いましてね。
 などと言いながら気がつけば借りていた「隣の家の少女」を読んでました。
 なぜだ。
 人生で最悪の読後感を与えてくれると評判の本書をうっかり朝の通勤電車の中で読み終え、この世に生まれてきたことを悔やみながら一日仕事をしてました。「読む暴力」とはよく言ったものよ……。
 救いとしては、まずこの物語がフィクションであるということ。間違っても事実をもとにした次世代作家によるリアルフィクションとかじゃないよね? なんなんだろうリアルフィクションって。
 あと、もうひとつの救いは、借りた本であるということ。あまりに忌まわしいので、早々に返却したいですわ。


 そんな感じで、気がつけばちっともサイバーでもパンクでもない読書体験に偏ってしまっていたので、心を改めて、北方謙三「水滸伝」を読み始めました。
 これはよいサイバーパンクです。
 いや、ちょっと言い過ぎました。むしろ嘘と言っても過言ではない。
 あんまり……サイバーじゃないです。
 古代中国のパンカーたちが暑苦しく結託して、腐った政府とか権力を打ち壊そうぜ!という話のようです。
 実は水滸伝ってきちんと知らないのでとても新鮮です。豹子頭林冲だとか九紋竜史進だとか、名前だけは伝え聞いてる程度で。
 今思ったのですが「パンサーヘッド」とか「ナインドラゴンズ」だとか名乗れば、痛々しい二つ名と紙一重ですがパンクな感じがしますよ。
 ナイスパンク。

 前に読んでいた「隣の家の少女」で心がすさんでいたからかもしれませんが、男同士の魂の触れ合い的なシーンがやけに心に響きます。
 まだ一巻なんで序盤も序盤なんですが、深い師弟の契りを結ぶ王進と史進の別れの場面とかで普通に涙ぐんでしまいました。通勤電車の中で。

 序盤の醍醐味というか、個性豊かな水滸戦士(今考えた水滸伝にでてくる勇士たちを指す造語)が次々と登場してきては出会い、成長していくのがたまらんですね。
 これで、実は水滸伝は壮大なサイバーパンク小説だったというオチさえなければ安心です。

 長き激闘の末、傷ついた身体を癒すために梁山泊の地下シェルター内でコールドスリープについた水滸戦士たち……やがて数千年後の未来で目覚めることになる彼らの過酷な運命を、まだ誰も知る由もない……。

 などという超サイパン展開が最後に待ち受けてさえいなければ。
 ちなみに目覚めたときは水滸戦士全員が頭に電極とかを埋め込まれてたり、馬の代わりにエアバイクに乗ったり、宋江の書いた書物がPDF化されていたり、作中でよく奪ったり売られたりしている塩が電子化されて電子塩になってたりします。

 そんなあんばいで、自らの底の浅いサイバーパンク観を露呈しながら寝る。
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