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うそだといってよ

2009/04/02

 もはやエイプリルフールも終わった時間から書き始めるわけですけれども、「噓」という言葉で俺が毎度思い出すことがあります。昔どっかで同じことを書いたかもしれませんが。

 高校生だったころ、校内の廊下に設置してある消火器を悪ふざけでいじって噴射させてしまったことがあるのです。
 いや、すごかった。
 学校のいちフロアのほぼ半分が真っ白になってました。
 よくゲームとかで消火器を撃ったりするとチンケな煙が出たりしますが、あんなもんじゃない。すべてが……そう、世界すべてが白くなりました。
 英語でいうところのハイスクール・オブ・ザ・ホワイトアウトであり、外人にたとえるならばホワイティという名の白人男性でした。

 なんでそんなホワイティなまねをしでかしたかというと、まあふざけていたのはもちろんなんですが、こうスプレー缶みたいに、手を離せば噴射が止まるもんだと思っていたのですね。
 どういうわけか当時の俺はどうしても消火器を噴射させてみたい欲求が押さえきれず、ちょこっとだけ噴射させるつもりで犯行に及んだものと思われます。

 しかし消火器はいったん噴射が始まると、消化剤が尽きるまで絶対に止まりません。
 一定時間、触れるものすべてを白濁させずにはいられません。
 付近には誰もおらず、即座に逃走したので現行犯で捕まることはなかったのですが、どうやら目撃証言があったらしく、後日担任の先生に呼び出されて尋問を受けました。

 イノウエ、おまえがやったんじゃないのかと。
 つまるところユーがホワイティなんじゃあないのかねと。

 たぶん先生は俺が犯人だと九割がた確信してたんじゃないかと思うんですが、犯行の露呈を恐れた俺が「やってません」と噓をいうと、ただ「そうか。わかった」といって、それきりその件はおしまいになりました。


 で、それから十数年が経過して今に至るわけですが、小心な俺はいまだにそのことをたまに思い出しては罪悪感に苦しむのでした。
 消化剤をモップで黙々と掃除していた学年主任の先生の姿が忘れられなくて、静かに俺の目を見つめていた担任の先生の顔が脳裏に浮かんで、あー、先生方ほんとすいませんでした。ごめんなさい。

 いまさらそんなことをこんなところに書いても後の祭り、むしろあまりにも遅すぎる祭りなのだけれども。
 やっぱり噓はいけませんね。
 ただし世の中には善い噓と悪い噓があると思いますが、思えば俺は子供のころから悪い噓ばかりついてきたような気がします。
 せめてこれからはちびっこハウスのルリ子さんに「うそ!でも、美しいうそ…」といわれるような善い噓をついていきたいです。

 いやなこと、うれしいことは忘れても、たぶん自分のついた悪い噓のことは一生忘れられないのだろうなー。
 エイプリルフールというのは基本的に誰も不幸にならない善い噓であふれていると思いますが、皆さんもそんなほほえましい噓を眺めながら、過去についた悪い噓のことを思い出してもだえ苦しんでみてはいかがでしょうか。
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