愛・おぼえていますか

2009/11/04

 先日ウチで映画「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」を観ました。
 じつに十年ぶりぐらいに観たのですが、いろいろと新しい発見がありました。
 主に三つばかり。

●ミンメイのシャワーシーン
 銀河的アイドルなのに惜しげもなく乳首を露出してのサービス精神に俺の心が熱くなりました。
 股間も若干熱くなったことはいうまでもありません。(いわなければよかった)
 スーパーログいわく「幼い頃このシーンだけ死ぬほど繰り返して観た」だけあり、とても力の入ったシャワーシーンでした。
 バックに流れる軽薄な挿入歌「0G-LOVE」もすばらしい。

●柿崎の死にっぷり
 TV版でも理不尽な死にっぷりを見せていたスカル小隊の食いしん坊・柿崎速雄ですが、映画版ではさらに輪をかけたひどい死にっぷりを披露。
 三機編隊で出撃後、右下の方の通信画面に映って冗談をいっていたと思ったらなんの前触れもなく爆死。
 その後、特にその死を省みられることもなくマックス対ミリアのバトルに突入。

 たしかマクロスの諸作品って作中作という設定があったかと思うんですが、こんな扱いを受けた柿崎は訴訟を起こしてもよいと思います。
 出番が死亡シーンだけってどうよ。
 しかし他の内容はほぼすべて忘れてたんですが、柿崎の死ぬ場面だけは明確におぼえていたわ。

●ミンメイ、早瀬、輝の修羅場
 ミンメイとデキていた一条輝ですが、ミンメイが行方不明になってしまいます。
 その後なりゆきで早瀬未沙と地球を放浪し、今度はうっかり彼女とデキてしまう輝。
 しかし死んだと思っていたミンメイがマクロスに帰還したので、たいへんなことに。
 まさに元祖トライアングラーですよ。
 恋のデルタ地帯といっても過言ではない。

 この映画最大の見せ場は、ミンメイと輝が抱き合っている途中にばったり早瀬未沙が部屋に入ってきてしまうシーンでしょう。
 「ギャー」という悲鳴がごく自然に俺の口から漏れ出ました。
 劇場のスクリーンで視聴していたならば間違いなく失禁しています。
 俺をはじめ繊細な心の持ち主は軒並み失禁し、映画館内の段差に流れる、まるで滝のような尿。

 それほどの緊迫感。
 マキシマム修羅場。
 具体的には、今にも「この泥棒猫!」という言葉が飛び出しそうな、嫌さ加減きわまるシーンです。

 口論の挙句ミンメイはその場を走り去ってしまい、輝は未沙をとるかミンメイをとるかの究極の選択を強いられます。
 まあけっきょく未沙を選ぶわけですが、選ばれし者の優越感からか、未沙は「これをミンメイさんに渡して。これは彼女が歌うべきだから」などと、古代文字を解読した歌詞を輝に渡し、使いっ走りをさせようとします。
 俺だったら5千円もらってもやりたくない最高に嫌な仕事です。
 輝がミンメイに追いついて歌詞を渡すと、案の定ものすごい拒否反応。

 「いやよ! なんであの人の歌詞なんか歌わなくちゃいけないのよォーッ!」

 もっともな話です。

 「もういや! 私と輝以外の人なんか、みんな死んじゃえばいいのに!」

 そこで、いきなり輝さんはミンメイを平手打ち。呆然とするミンメイ。

 「馬鹿野郎! もっと広い視点で物事を考えろ!」

 みたいな感じで巧妙な論理のすり替えを敢行。あまつさえ、

 「死んだ柿崎のことも考えろ! あいつだって、もっといろいろやりたいことがあったはずなんだ!」

 汚ねぇ……柿崎のことを持ち出されたら、もう黙るしかねえじゃねえかよ……。
 今の今まで柿崎の死を悼むそぶりも見せなかったのに、こんなときの切り札的に柿崎を利用する輝の薄汚さに敬礼。

 そういうわけで、十年ぶりに観たマクロス劇場版は、一条輝が嫌な大人の説得術を駆使してミンメイさんを戦場で歌わせて銀河を救う映画だったんだな、という印象を強く受けました。
 シャワーシーンで乳首まで見せたのに、救われねえ……救われねえよミンメイさん……。
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