最近の読書(屍鬼とデンデラ)

2011/08/10

 ここんところずっと会社の行き帰りにハードカバー版の「屍鬼」(小野不由美)を読んでおりましたが、ようやく読み終わりました。
 おもしろかった!
 これで屍鬼は、アニメ版、漫画版、原作とすべて制覇したのですが、それぞれにすばらしい作品でした。
 以下、所見。

●原作版
 とにかくねっとりとじっくりと嫌な出来事が起こっていくのがよいですね。
 しかし長い。ひたすら長え。
 英和辞典なみの分厚さの本を抱えながら、もしかしてこれは永遠に読み終わらないのではないかとすら思いました。
 読み終えるなり無上の達成感と至福をおぼえることのできる、まことによい本でございました。
 個人的に、ラストは「吸血殲鬼ヴェドゴニア」のとあるエンディングを思い出しました。この終わりは好きだ。

●漫画版
 原作版とは終盤の展開が違うということを、原作読んで初めて知りました。
 賛否両論ありましょうが、こっちの展開のほうが好きです。
 主要人物がのきなみ美男美女になっており、えれえ個性が強いので容易に識別できるのもよい。
 酒屋の大川さんがどんどん巨大になっておりました。最終的にはたぶん三メートルぐらいになってました。
 あと最後のシーンで静信さん(若御院)が、まるでCLAMPがデザインしたようなパンキッシュすぎるいでたちをしていたのが忘れられない。たしかこの人、俺と同い年ぐらいの設定じゃなかったか。

●アニメ版
 まさかのBUCK-TICK主題歌で始まる衝撃的なアニメ版。
 あんまり褒めてる人がいないような気がしますが、これはとても良いアニメだよ!
 なにが良いって、漫画版にもない微EROシーン(国広の律っちゃんの着替え等)が何度も差し挟まれているのがすばらしい。ひたすら嫌な出来事しか起きない外場村における、これは唯一の癒しですよ。
 あと桐敷正志郎(兼正の貴族)の声優が、なぜかGACKTさん。
 ようやった。ようやってくれた。



 屍鬼を読み終え、次は佐藤友哉「デンデラ」を読み始めました。
 かなり前にハードカバー版を買ってずっと積んでいたら、先日とうとう文庫版が発売されてしまったデンデラを読み始めましたよ。積ん読癖のある人にはありがちな事象ですが。

 話には聞いていましたが、ひたすら婆さんしか出てこねえ。
 六十歳で若手呼ばわりされる、それは婆天国。
 婆フロンティアと称してもよい。

 最近触れたばばあと言えば、金曜ロードショーのトトロに出てくる「んメェィちゃあーん」の婆さまぐらいだったもので、この過剰すぎる婆の供給はとても新鮮でした。婆ですが新鮮でした。
 これもおもしろい。
「四十九人の婆様たちが羆とガチ死闘!」という、もはやその字面だけでおもしろいです。
 読み終えたら映画版も視聴したい。どっちかというと映画本編よりもメイキング的な話のほうが興味ありますが。
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