スピルバーグ

2005/12/28

 夜通し蟹を見張るバイトは大晦日の晩まで。
 バイトが終わったら、俺は夜行列車に乗ってふるさとに帰る。懐かしのノース・モザンビークの地。その雪深い地で、朴訥な者たちが穏やかな暮らしを営んでいる。
 酪農が盛んなあの地において、独り、山あいに掘っ立て小屋を建て、猪や熊を狩って暮らしているジム爺さんは異端の存在だった。
 俺が故郷を出て都会に出てくるまで、ジム爺さんには二度会ったことがある。
 二度目に会ったとき、彼は死にかけており、唯一臨終を看取った俺は、彼の最期の言葉が「バイセクシャル最高」だったということを知っているが、その古い記憶は、あの日、山小屋の裏に彼の死体と共に埋めた。

 それはともかく、最近、映画「バックトゥザフューチャー」三部作が今さら面白い。主に、未来においてマーティの家中に「FIRED!!」とか書かれた解雇通知がFAXで狂ったように出力されるのが面白い。未来の家屋は全部屋FAX完備。
 あと、ビフ・タネンがギャンブルで成り上がった街の世紀末ぶりがすげえ。
 教頭先生はショットガンで暴徒と撃ち合ってるし、街の人々は普通にハーレーに乗ってる。あまつさえ戦車とか走ってる。
 そして街の真ん中にそびえ立つ巨大なビフ'sビル。正面には札束を燃やして葉巻に火をつけるビフが描かれた巨大な看板。そのタネンぶりがステキ過ぎる。最高にビフ過ぎる。
 絶対この未来のほうが愉快だと思うが、どうか。
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